温泉民宿一丸 佐藤肇 刺し網・一本釣り・潜水魚!質実剛健なオールラウンド海人

涼しい目元に、さぞかし若い頃はもてたなと想像できるダンディな漁師さん。
春から夏にかけては、ウェットスーツに少々メタボな体を押しこんで、海女に混じってワカメやウニ、
アワビ・ サザエを素潜り漁する、三国でただ一人の潜水夫。
波穏やかな日は、近くの浜地海岸から手漕ぎボートで海へ繰り出し、刺し網を仕掛けたり、
釣り糸を垂れたりと、休む暇なく海とひとつに。
夕方が近づけば、主自ら厨房に入り、自慢の料理に腕を振るう。
実直な人徳を買われ、長年地域の金庫番も務めているとは、いやはやありがたい存在です。

温泉民宿一丸の日常

温泉民宿一丸の日常 フォト

浜地海岸近海の小さな根魚から、三国沖の天然回遊魚まで、 なんだっておまかせあれ!
の頼もしい主人。
民宿そばの畑では、赤いゴム長を履いて、女将が野菜作りに精を出している。
お客さんの口に入るものだから、安心安全が第一。二人の思いは同じです。
1日中忙しく村の中を走り回る主人の頼れる相棒は、原付のカブ。
特に夏場は、民宿と海の家「磯ちどり」を何往復もします。
少し凹んだシートが、愛着のほどを感じます。
「ご主人様、もうこれ以上健康のために体重を増やさないで。」と、言ってるような気がします。